ピエロ・道化恐怖症

ピエロ・道化恐怖症について

ピエロ恐怖症は道化恐怖症とも呼ばれており、ピエロの姿を見たり思い出すだけで極端な恐れを抱き、息切れや動悸が激しくなり、重度の場合にはパニック症状にも陥る恐怖症の一種です。

ピエロは面白い恰好をして人を楽しませる道化役者で、大人の方は人が扮装していると判断できますが、幼児や子供にとっては得体の知れない生き物であり、顔は笑っているがその仮面の向こうにはまた別の顔が存在するようにも思え、怖く、恐れを抱き、そしていつしかトラウマ化し、恐怖症となる原因が非常に多いのです。

元々ピエロというのは中世ヨーロッパで道化師として、その名の通り主人または周囲の人物達を楽しませる役割などの仕事をしていました。肉体的障害を持っている方が多かったため、そのような笑い物としての対象にされた仕事をしていましたので、悲しい一面を持っていたことと思います。

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克服法としては、現在、ピエロ・道化恐怖症に決定的な治療法はなく、薬物療法や認知行動療法、催眠療法が広く行われています。その中で治療に効果があるのは認知行動療法だと思います。

治療法としての基本は、やはりストレスを取り除く、あるいは乗り越えることです。自分ひとりで取り組もうとしても、なかなかうまくいきません。

普段周囲にいる人たちの理解や協力・認知といったことが無ければ「理由もなく異常」という目で見られて、結果的に症状を悪化させてしまうことになりかねませんので、あせらず、少しづつ克服していきましょう。