視線恐怖症を克服するにはある程度時間が必要ですが、中でも実際に効果があった方法を下記に記載しますので参考にして下さい。
挨拶をする
視線恐怖症に有効な第一歩は挨拶です。あなたが、学生、社会人であっても、その日初めて顔を合わした相手に「おはよう」「こんにちは」の一言がいえたら、たとえ相手が苦手な人であっても、緊張がほぐれてその日の気分は良いところからスタートできます。
挨拶という行為が抜けてしまうと、相手と目と目が合った時の緊張感が抜けずに、会話へ入らないといけなくなり苦痛を感じてしまうでしょう。視線恐怖症になってしまうと、さまざまな視線を気にすることになるわけですが、まず挨拶という第一声を発するように心掛けましょう!
ご存知ですか?自宅でできる恐怖症改善法
上を向いて歩く
視線恐怖症の症状がある事で、他人への恐怖感や緊張感、あるいは罪悪感や自己嫌悪など、嫌な考えに毎日悩まされています。
そこで、考えたくないようなことが頭を横切ってしまった場合は、顔を上へ向けて下さい。不思議な事に、空を見上げて雲が流れているのを見ている間は、嫌な考えを避けることができますので、一度試してみてください。
目の疲れをとる
視線恐怖症の症状がでているときは、緊張状態になり神経を消耗している状態です。目線のやりどころがなく目を動かしていては、目に負担がかかり、疲れることにより、ストレスがたまり視線恐怖症以外の病気になる可能性もあります。
こういうことを避けるためにもしばらくは瞼を閉じ、濡れタオルをのせたりして休ませるようにします。
サングラスに頼らない
視線恐怖症にサングラスは便利なアイテムです。これを掛けている間は、気が休まるという人も確かに多いですが、オススメはできません。
なぜかというと、「サングラスがないと外へ出るのが怖い」というふうに依存してしまう可能性があるからです。これでは、視線恐怖症を克服し治るものも治らなくなります。
早寝早起きと3度の食事
ありきたりのことですが、「規則正しい生活を送ろう!」ということです。視線恐怖症者はただでさえ人並み以上に神経を使っているのですから、不規則な生活を送っていてはストレスを溜める原因となり、神経をやすめることができません。
視線恐怖に立ち向かうためにも、規則正しい生活を心がけてください。
笑う
笑いは健康の泉などとも言い、笑顔は心が晴れやかになりますし、笑うことはストレス発散にもなります。しかし、視線恐怖症の方も笑顔が大事なことは、本人が一番よく知っているのになかなか笑うことができません。
そこで、ちょっとしたトレーニング方法があり、鏡を利用します。
鏡の前で笑う練習をしているうちに、人前に出ても緊張しないようになったという視線恐怖症者も多いのです。
やることは単純そうですが、効果はかなり期待できます。自分一人でできますし、家の中であれば恐怖を感じることもないし、誰に気兼ねすることなく練習できます。
話題を集める
視線恐怖症の方の中に見受けられますが、症状の改善努力をしない方は自分以外にあまり興味を持とうとしません。ですから、いつの間にか世間知らずになり、人の会話にもついていけなくなり、話す機会が減り、結果として視線を合わすのが嫌になるという悪循環です。
そこで、視線恐怖症を克服する習慣として毎日、新聞を読みましょう。家庭面、政治面、スポーツ面なんでもいいですから自分以外のことに興味を持つようにしましょう。
そして、できれば趣味をもつのがいいと思います。一人で思い悩む時間が少なくなり、好きな趣味に関して、人と会話できる材料となりますし、続けることによって自信が出てきて視線恐怖症は改善されていきます。
楽になって下さい
「楽になりたくても、なれないから困っているんだ!」と言われそうですが、視線恐怖症を克服しようと様々な努力をされていると思います。
ところが、視線恐怖症といっても原因は人それぞれに違いますから克服法も違ってきて当然で、中には間違った努力をしている方もいるようです。
例えば、視線が気にならないように努力するとかえって疲れるという場合、こういう努力はすぐにやめてください。ものすごく努力して頑張っても成果が出なければ自信を失くすだけです。視線恐怖症の症状が、ほんの少しでも楽になったと思えることだけ、努力してください。
また良き理解者を見つけて下さい。普通は、視線恐怖症のことが理解できない人が多いですから、理解者となってもらうには今の自分をありのまま見てもらって、全てを打ち明けないと、理解者になってくれません。
隠し事をしていては理解してくれるはずがありませんからね。ですが、すべて話せる理解者を得たあなたは、すごく楽になっているはずです。