恐怖症の原因

ストレスや病気

恐怖症の主な原因としては強いストレス、小さいころに受けた恐怖が消えないで大人になった、体の病気などの段階的なものがあります。

ただ注意が必要なのは、恐怖症の原因究明に躍起になるのも考え物です。

「原因はこれだ」と判断しても、その後、考え方の変化などがあり「それが原因とは言い切れない」と考えが変わっていく場合があるからです。

原因究明はある程度必要なことですが、原因究明ができなくても、恐怖症の治療を進めることはできますので、あまりにも原因究明に躍起にならないことも必要です。

例えば、統合失調症やうつ病、PTSDなどの疾患があって、その症状として、恐怖症が出現している場合があり、こうした場合には本人にとって
・「原因究明をしたくない」
・「原因究明は苦痛である」
という場合もあります。

そのため、医師の指導を受けながら、原因を考えていく必要があります。

ご存知ですか？自宅でできる恐怖症改善法

本能

恐怖症の原因には、恐怖を避ける、危険を避けるという本能の部分が働いているものもあり、本能である以上、恐怖心は人間だけでなく生き物にとって必要なものとも言えます。

例えば、高い所が怖くなければ、墜落して怪我をする危険が増しますし、火を怖がらなければ、火傷を負ってしまうかもしれません。

また、自分の天敵を見つけたら怖がることで、すばやく逃げることが出来ます。

ですから、そういう意味では生き物の防御システムとも言うことが出来ます。

しかし、この回路が過剰反応・誤作動して暴走すると恐怖症と言えます。